東京23区の省エネ補助金制度完全ガイド2025

東京23区では、地球温暖化対策として様々な省エネルギー・創エネルギー機器導入への補助金制度が実施されています。本記事では、各区の特徴的な補助金制度について詳しく解説します。

東京23区省エネ補助金制度一覧表

※太字は特におすすめな補助金で、各自治体のリンク先に飛ぶことができます。

区名制度名称主な特徴補助対象機器
新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度工事後の事後申請可能
省エネルギー診断不要
業務用エアコン、LED照明への交換など
中野区省エネルギー設備等設置費補助前期・後期の2回申請期間あり省エネ設備全般
世田谷区エコ住宅補助金住宅の省エネ化を総合的に支援断熱改修、省エネ機器等
目黒区住宅用再生可能エネルギー・省エネ設備設置費助成再エネ・省エネ両方をサポート太陽光、蓄電池、省エネ機器
品川区太陽光発電・蓄電池システム設置助成創エネ機器に特化太陽光発電、蓄電池
港区地球温暖化対策助成制度高反射率塗料等と太陽光発電システムには100万円と高額の補助各種省エネ・創エネ機器
中央区自然エネルギー・省エネ機器等導入費助成蓄電池1kWhあたり1万円補助太陽光、蓄電池等
千代田区省エネルギー改修等助成制度補助金額が125万円から250万円と高額
住宅であれば、省エネルギー診断不要
空調、LED照明への交換など
豊島区豊島区エコ事業者普及促進費用助成金など60万円の補助が出るが省エネルギー診断が必要各種省エネ機器
北区再生可能エネルギー・省エネ機器等導入助成再エネ・省エネ総合支援太陽光、蓄電池、省エネ機器
足立区太陽光発電システム設置費補助金太陽光発電に特化太陽光発電システム
荒川区エコ助成設置完了後の申請(事後申請)各種エコ機器
墨田区地球温暖化防止設備導入助成制度温暖化防止を前面に省エネ・創エネ設備
江東区地球温暖化防止設備導入助成環境対策を重視各種環境設備
江戸川区気候変動に備え、脱炭素を目指す補助金脱炭素社会実現を目標脱炭素化設備
葛飾区かつしかエコ助成金事業所用の空調設備工事については工事後の申請が可能エコ関連機器全般

申請時の注意点

1. 申請タイミング

多くの区では、機器導入前の事前申請および東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)による省エネルギー診断が必要です。新宿区は工事後の事後申請かつ省エネルギー診断も不要ですので利用しやすいといえます。

2. 他の補助金との併用

国・東京都の補助制度と併用可能な区が多く、複数制度の組み合わせで大幅な負担軽減が可能。新宿区では、国や都の補助金を受けている場合、交付決定通知書等の提出が必要となります。

3. 予算枠

各区とも予算に限りがあるため、早めの申請が推奨されます。予算額に達した時点で受付終了となる場合があります。

4. 導入可能機器

エアコンは厳格な機種指定あり

エアコン補助金では、東京都の「中小企業者向け省エネ促進税制対象機器」に指定されている機種のみが補助対象となります。

対象機器かどうかの検索はこちら!

注意点:

  • 指定機種以外は省エネ性能が高くても対象外
  • 購入前に必ず対象機器リストで型番を確認
  • メーカー・型番の完全一致が必要

LED照明は自治体で対応が分かれる

LED照明については、自治体によって機種指定の厳格さが異なります。

対応パターン:

  • 厳格指定:リスト掲載機種のみ対象
  • 柔軟対応:省エネ基準を満たせば機種指定なしでも可能な場合あり

申請前の確認ポイント

  1. エアコン:東京都の対象機器リスト確認必須
  2. LED照明:各自治体に機種指定の有無を事前相談
  3. その他設備:補助対象要件を個別に確認

まとめ

東京23区では、それぞれの区が独自の省エネ補助金制度を設けており、太陽光発電や蓄電池、省エネ機器の導入を支援しています。申請を検討される方は、お住まいの区の制度詳細を確認し、適切なタイミングで申請することが重要です。

行政書士
でぐちちあき

分からないことがあれば、出口まで公式lineかメールにてお問い合わせください。

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